登場人物・用語紹介(公開範囲ネタバレ有)


【用語説明】


印章(いんしょう)

誰しもが持つ『影響力』の平均値から外れ『自分もしくは他人に』『大きく影響を及ぼす状態』になった者の背後に現れる目には見えない円。大分類で12種類ある。影響力の使い方等は個人差がある。〜する、〜されるの形で現れるが一方しか使えない事も多く、また『印章』を持っていると自ら気付くケースは相当稀。


下図は『秘匿』の印章。




【登場人物】


臥待 鏡花(ふしまち きょうか)

12月生まれ。12歳。中学1年。本来の姿形すら隠してしまう程の強力な『秘匿』の影響力の持ち主。多くの場面で引っ込み思案で温和しい性格が見られる。しかし必要に迫られると大胆な行動にも出る様。🔗ep鏡花


▶茉莉(まつり 19歳)違法店の多い地区にあるスナックに務める物静かなホステス。


▶水野花(みずの はな 18歳)昼から夕方まで治療院で働く女性。仕事慣れや世間慣れしていない様子から箱入り娘と思われる事も。


▶りんね


彼女達は全て同一人物。

正体は【臥待 鏡花 12歳】


【組織メンバー】


漓眼山中央央院(りがんざんちゅうおういん)

通称『中央』。本堂ではなく本殿がある。名前や外観こそ寺院だが、宗教法人ではない任意団体であり、民間の研究施設。南入口にだけ鳥居がある。長期滞在は出来ず、登録者として管理される。唯一、勤務の為、常在が認められているのは以下『所属』(職種は監査)の4人のみ。


橘 怜莉(たちばな れいり)

22歳。男性。『曝露』の影響力の持ち主。他人の心の声が聴こえる事を特殊と気付かず、皆も同じと思い、16歳になる年まで思い過ごしてきた。自分が普通でないと知ると梶の協力の元、影響力を封じる道を選ぶ。髪を伸ばし、ポニーテールにしている。実直で真面目な性格。🔗ep怜莉


梶 省吾(かじ せいご)

32歳。『中央』で監査の職に就いてる怜莉の上司。親の仕事と趣味であらゆる国のあらゆる地域で暮らした為か、良くも悪くも常識への興味が薄い。影響力の具現化である『印章』を視るに長けている。『観測』の印章の持ち主。自由人でありつつ、面倒見は良い。🔗ep梶省吾


朔 桜海(さく おうみ)

22歳。怜莉と同い歳。童顔。『中央』の代表の息子。僧侶ではないものの制服代わりに袈裟を着けている。末っ子気質の様で言動に奔放さと幼さが目立つ。間が無くとも答えは合っているタイプ。左手薬指に指輪をしている。〈初登場2話〉


國村 修治(くにむら しゅうじ)

『中央』所属メンバー4人の中で最古参。梶からは修治と呼ばれている。本殿の補助施設として建てられた『東睡』の管理を任され、一部を無料塾にして運営している。監査よりも塾長の仕事をメインにし、3人とは別行動が多い。梶とは学年違いの同い年生まれ。〈初登場10話〉

 


代表/朔 四弦(さく しげん)

『中央』の代表。桜海の父親。フルネームは作中には出ていない。


朔 初佳(さく はつか)

桜海の母親。



【周辺人物】


市村 律(いちむら りつ)

29歳。怜莉の親友。『曝露』の影響力を知った上で親しくなった。話している言葉と考えている言葉の、区別がつかず混乱していた怜莉の為に話し言葉を敬語にしている。思った事は、はっきりと伝える性格。仕事は旅館業。今年10歳になる息子がいる。〈初登場5話〉


眞稲 まりか(まいな まりか)

桜海が都内の祖父母宅で暮らしていた際の、6歳上の幼馴染。いわば姉の様な存在。地元の東京から離れて『中央』で働いていた時期があった。〈初登場16話〉


真屋 現保(まや ありやす)

[水野 花(18)]が働いている真屋治療院のきゆう師。40代。新興住宅地に昨年建てた自宅兼治療院にて妻と子と暮らしている。県外からの固定客が多く、誰に対しても優しく気遣う。〈初登場2話〉


セリ/芹沢 希与(せりざわ きよ)

[茉莉]と一緒にスナック『Indo』で働いていたホステス。31歳。後に看護師に復職。茉莉に姉の様に世話を焼いていた存在。スカートやミュール等のお下がりを渡している。

 


【用語説明】


干支の書(えとのしょ)

代表が無住寺院の[中央]で見つけた、長年行方知らずだった12冊の書物。平安時代に書かれたらしく[中央]に登録する事で読める。登録後の最初の一年は『虎の巻』迄の3冊だけしか学べない。最終巻『亥の巻』まで読むのは難しいとされる。


於菟(おと)

干支の書の作者。平安時代の人物。


東睡(とうすい)

敷地内東側にある講堂名。中央の補助施設であり、現在は小中学生の無料塾を兼ねている。


開かずの間(あかずのま)

中央2階の書庫。重要な資料や書物が多く置かれており、名前のイメージとは逆に入る必要のある部屋。しかし、二人で同時に入り、同時に出なければならない決まりや、体調不良、異常を訴える者が出る等、異質な空間となっている。


[東睡関係者]


八足 独砂(やたり いっさ)

『中央』の補助施設『東睡』で國村の提供する無料塾に通う中学三年生。不登校。共働きの両親と、小学生の弟の4人家族。〈初登場13話〉


松田 百音(まつだ もね)

『東睡』の事務員兼『中央』代表の秘書兼。30歳。本名は夏目百音。仕事では旧姓の松田を名乗っている。〈初登場17話〉


夏目 千景(なつめ ちかげ)

29歳。『東睡』の塾に講師として勤務している。百音の夫で、娘がいる。『中央』とは関わりを持っていないが、塾での上司、國村以外の所属メンバーとも別部署勤務感覚での、やりとりはある。〈初登場13話〉


夏目莉恋(なつめ りこ)

夏目夫妻の娘。小学2年生。8歳。金髪のふわふわした髪をしている。ロバが大好き。〈初登場18話〉


ツル/椿瑠院(つるいん) 

東睡の前任の管理者。尼僧。國村曰く、育ての親。鬼籍。


 

【関係図】


※情報は随時追加予定です🍎


目次頁

何度推してもいいボタン

わんわん数: 705