★13.透明性の錯覚
【(雑)学解説集】

 


 心理学の用語。認知バイアスのひとつ。


 自分の感情や思考が他者に見透かされている、他者に漏れているという思い込み。


 または、自分の感情や思考が、他者に理解されている、伝わっているという思い込み。


 要するに「相手は自分の気持を知っている」と思い込んでしまう傾向の事です。


 其れが知られたくなくても。知られたくとも。どちらも同じ『透明性の錯覚』となるのです。


 相手に届く自分の情報とは、正確、不正確以前に、実はあまり届いていない。


 眠さを必死に堪えている時に周囲とやたら目が合う。


(眠たいのがバレている)と思ったら「お腹空いたの」と訊かれる。


 意味がわからないけども、これが自分と他人の違いです。


 自分の考えが他者に見抜かれているではないか、もしくは他者は何故自分を理解してくれないのか、と心の内で悩む機会が多いのなら、


 あくまでも自分自身の問題と理解し、対策を見つけていけば、要らぬ心配や落胆、衝突等を避けていけるかもしれません。


 私個人としては「バレてもいいや。理由はあるし」「必要な事は言葉で伝えていかなきゃね」と考える方向にシフトしました。


第13話.透明性の錯覚


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