第56話までの整理版


・怜莉は保護者的視点で「りんね」に関与

・梶は中央の事情を解き明かす役割

・國村は過去の真実の鍵を知る一人


【基本用語解説】


・印章


12種類あり、個人の影響力が突出した時に現れる円 「〜する」「〜される」の形で作用する。下記は秘匿の印章。



・13番目の印章


全ての印章の欠片を集めて作られた人工印章

元はひとつだったものがふたつに分けられ、自然発生する様になったイレギュラーな存在

持ち主が死ねば次の持ち主が生まれる


・アダムの印章

通称 Original


・イブの印章

通称 Sin・禍の印章

 後発で生まれる印章

 アダムを誘導する力を持つ


アダムはイブの行動に従い、イブは他者の意思で動く


【主要登場人物】


・橘 怜莉


曝露の印章の持ち主


他人の心を無意識に聴く事が出来る事を罪と捉え、影響力を封じて過ごしている。罪悪感と、りんねに対する保護欲を抱いている。


・朔 桜海


アダムの印章の持ち主(確定)


最近までアダムの印章を持っている事を本人を含め、一部を除く周囲も知らされていなかった。無自覚に「宇宙を模した物」を作る。幼少期に母を亡くし、祖父母に引き取られ、高校を中退するまで都内で暮らしていた。



・梶 省吾


『中央』次期代表・観測(未来視)の印章の持ち主

『開かずの間』や亥の巻の解読担当。過去の真実を少しずつ知る。



・臥待 鏡花 /(りんね/水野花)


イブと想定される者


秘匿の力で容姿を変え、18歳の「りんね」として怜莉のもとで生活している。正体は12歳の中学生。自我が混乱している。卒園直前から小学一年生末までの1年間の記憶がない。イブの印章を持つ可能性が指摘されている。



・眞稲 まりか


イブ役(ダミー)

自死前に「1年間忘れられたい」と願う。死後も開かずの間に存在。



・國村 修治


中央所属最古参。開かずの間・東睡管理者。桜海の異母兄。


・松田 百音


東睡事務員/秘書

開かずの間封鎖の役割を拒否した過去を持つ。


・夏目 千景


東睡講師。百音の夫。印章の影響を受けにくい体質。梶・國村の会話に偶然参加。


 
・市村 律


怜莉の親友。怜莉に様々な指摘している。梶と親しく、桜海とも面識がある。



・代表/朔 四弦


中央代表。桜海と修治の父。死後に真実が明かされる。


・ツル/椿瑠院


東睡前任管理者 故人。中央創設に関与。




【重要用語】


・記憶のない一年間

 まりかが「1年間中央に関わる人達から忘れられたい」と願い、桜海によって叶えられた期間。2001年3月8日から2002年3月8日。鏡花はこの期間の自分が何をしていたのか記憶がない。


・中央(中央央院)

干支の書の研究施設。正式に所属しているのは梶・怜莉・桜海・國村のみ。


・東睡

中央の補助施設。小中学生の塾でもある。過去都内に同名の研究会があった。


・干支の書  

平安時代に於菟が作成。亥の巻は禍の作り方の禁書。



・於菟

干支の書の作者。平安時代から続くとされる存在。



・支配の円

於菟の行動範囲を強制する効果。中央の真上を中心に狭い範囲で作られていたが、現在、崩壊中。


・閉鎖の儀

3名の犠牲で60年間、干支の書・13番目の印章・人工の宇宙等を視認不可にする儀式。


・中央派

目的はアダムとイブの出会いの阻止。


・東睡派

中央派の相反する立場だが、明確な目的は不明。



【ストーリー進行ポイント】


12種類の印章の余りから於菟が「13番目の印章」を誕生させる


13番目の印章の半分(Original)を持ち、桜海が生まれる


13番目の印章のもう半分(Sin)はイブとして後発で生まれたものの持ち主不明


アダム(桜海)とイブは互いに相手を探すよう運命付けられている


過去の例からアダムとイブの遭遇は危険視される


桜海にイブを誤認させる為にまりかは「イブ役」を押し付けられていた


まりかの死後から約6年が経過した2007年


秘匿の印章を持った鏡花が怜莉と出会い「りんね」と名乗る


まりかがイブのダミーであった様に、怜莉もまたアダムのダミー「アダム役」を知らずに背負っている


現在2007年10月


【人物相関図】


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わんわん数: 2007