★06.Fear Zon
【(雑)学解説集】


 

 まずは心理学としての

【コンフォートゾーン】の説明から。


  

 コンフォートゾーンとはストレスや不安の無い落ち着いた精神状態で居られる場、快適な空間を意味します。


 コンフォートゾーンに居るのは安心かつ安全でもあるのですが、云ってしまえば、想定内を固定された領域。


 平穏ではあるけども、以上でも以下でもない。


  

 此の言葉の広まった背景には自己啓発セミナーがある様で、ビジネス方面で耳にするケースも多いと思います。


 

 雑に話せば「現状から抜け出して成長しましょう」「挑戦しましょう」との促し。


  

【コンフォートゾーン(快適空間) 


→ストレッチゾーン・ラーニングゾーン

(学習領域) 


→パニックゾーン(混乱領域)】


の3段階。


  

 で。すっかりネガティブイメージがついてしまっているストレスですが、ストレスはありとあらゆるところで発生し(本人にとって良い場面ですら)


 要は付き合い方次第で此方が利用出来る負荷。


 

【ストレッチゾーン・ラーニングゾーン(学習領域)】とは、

 そのストレスを、高パフォーマンス、最適なパフォーマンスの糧に変えて、成長が続く状態です。


 しかし、ストレスが掛かり過ぎると負担故に、今度は【パニックゾーン】に移行し、混乱や思考停止を招き、低パフォーマンス状態へと陥ります。


  

 それで話を戻しますが、

【コンフォートゾーン(快適空間)→

ストレッチゾーン(学習領域)】の間に

【フィアーゾーン】を入れ、


  

【コンフォートゾーン(快適空間) 


→フィアーゾーン(恐怖領域)

(=パニックゾーン(混乱領域)) 


→ストレッチゾーン(学習領域)


→グロウスゾーン(成長領域)】


 

という4段階バージョンの説明もあります。


  

 こちらは初期段階で相当な負荷が掛かっています。そこから更に踏み出した先に学びの領域があるという考えの様。


  

 成長したいと快適空間から出ていく意欲のある人と、


 そもそも平穏の外に出る事に恐怖や不安を覚える方が先の人(お外は危険がいっぱい)とでは、

 コンフォートゾーンを抜ける意味が異なるのかもしれません。


  

 私はフィアーゾーン(恐怖の領域)がある方がしっくりきます。


 安定に悪習や悪癖が伴う事は自然な話です。


 それを踏まえて、パフォーマンス管理と難しく考えずに、自身が何処のゾーンに居るのだろうと時折は確認することも大切かもしれません。


  

 但し。あとね。


 物凄く個人的な意見で申し訳無いのですが『自己啓発』は計画的に。

と思っている事は書き足しておきます。


  

 念の為にね。


第6話.Fear Zone


何度推してもいいボタン

わんわん数: 705